保育園経営を考える会 | アタッチメントアカデミア

保育園経営を考える会

保育園経営を考える会

経営者・管理職のための定期グループコンサルティング

「保育園経営を考える会」は、保育園・子ども園・幼稚園を運営されている方、法人で幼児教室、学童などを運営されている経営者または管理職の方を対象としています。

  • 個人で活動されている方は、育児セラピストの勉強会「アタッチメント教育研究会」をご検討ください。
  • 子育て中の親御さんで、アタッチメント育児を学んで実践したい方は、次世代の子育てを実践する子育て中の親の会「アタッチメント育児実践会」をご検討ください。

出生数に対して、保育園が多すぎる

わたくしどもの受講生は、7割が保育士です。

なかには、園長や理事長など経営者や管理職の方も多くみえます。

近年、そうした方々から「園児募集が難しくなってきた」という悩みを耳にする機会が増えてきました。

これは、10年前なら、聞くことはなかった悩みであり、明らかにこの2~3年の傾向と言えます。

女性の社会進出と共働きの増加によって、保育園のニーズは、高まっています。

つい最近までは待機児童も問題になっていました。

なのに、なぜ園児募集が困難になっているのでしょうか?

この背景には、2つの要因が考えられます。

ひとつは、出生数が減少して、子どもの数が減り続けていること。

これは、保育園業界全体に訪れている問題です。

もう一つは、かつての待機児童解消の対策として企業主導型園や小規模認可園をはじめ、新しいカタチの保育事業者が増えたことです。

その結果、出生する子どもの数に対して、保育園は供給過剰になっています。

いまや待機児童は解消されている地域も増え、認可保育園やこども園でも空きがでてきています。

もともと「認可園がいっぱいだから」という理由で、企業主導型保育園や小規模園を利用していた人は、認可園に流れてしまいます。

さらに、当の認可園でも園児が定員に満たないケースも出てきています。

実際に「企業主導型保育事業」を例に、現状を見てみましょう。

児童育成協会のデータによると、令和2年度で、助成が取りやめ・休止となった施設数は35だったのに対し、令和3年度は85と倍以上に増えています。

その理由としてもっとも多かったのは、「今後の利用が見込めないため」「利用を希望する児童がいないため」というものでした。

同じことは、この先「小規模認可園」や「認可保育園・子ども園」でも起こるでしょう。

親から“選ばれる”保育園しか生き残らない時代がくる

保護者にとっては、保育園を「選べる」状況です。

通いやすさ、保育方針、保育の質、各種サービス・・・選ぶポイントはたくさんあります。

各園は、保護者から選んでもらうために、特色を打ち出したり、サービスを掲げたりするようになりました。

たとえば、通常保育が終了したあとに、習いごとの先生が保育園に来てくれて、各種習いごとを園にいたまま受けられる保育園があります。

親としては、習いごとの送り迎えが必要なくなり、保育時間も延長されるので、非常に助かります。

これは、いまや私立の保育園では標準的なサービスになっていて、珍しいものではなくなっています。

認可園だろうが、無認可園だろうが、企業主導型だろうが、小規模だろうが、園の形態に関係なく、「親から選ばれる園」だけが生き残る時代だと言えそうです。

たとえば、ある無認可園に通わせている親は、認可園に入ることが出来なかったのではなく、「認可」という安心感よりも、その無認可園が掲げる独自性の方を重視したということです。

たとえば、ある無認可園に通わせている親は、認可園に入ることが出来なかったのではなく、「認可」という安心感よりも、その無認可園が掲げる独自性の方を重視したということです。

ところで、この「独自性」というのは曲者です。

たとえば、先の「保育終了後に、習いごとの先生を呼ぶ」という施策は、始めた当初は独自性と言えたでしょう。

その効果も高かったでしょう。

しかし、ひとたび評判になれば、他の園も同じ施策を簡単に真似できてしまいます。

他の園も同じことをするようになれば、それは独自性ではなくなり、「標準」になってしまいます。

そんなことを繰り返せば、どの園も疲弊します。

最終的には、どちらが先に倒れるかの消耗戦になってしまいます。

つまり、他の園が、簡単には真似できない、やろうと思っても時間がかかる、ノウハウが要る・・そういう独自性をつくらないと、長く続く本当の競争力にはなりません。

これは、ビジネスの世界では、基本中の基本です。

よほどの資本のある大手でなければ、消耗戦は仕掛けません。

ましてや、生まれてくる子どもの数が減っている日本では、消耗戦が成立するほどのスケールメリットは、もはや見込めません。

そうなると、やはり「本物の独自性」しかありません。その要素は大きく2つです。

  • 「時間と年月をかけて何かを積みあげて構築する」
  • 「誰にも真似できないメカニズムやノウハウを構築する」

パターンは、この組み合わせによるものです。

「戦略」と「戦術」を使いわけて、“本物の独自性”を作りあげる

実際にそんなことが可能なのか?と思われるかもしれません。

しかし「本物の独自性」をつくることは、別に特別なことではありません。

むしろ丁寧に設計して、時間をかけてコツコツと積みあげれば、確実に作れるものです。

とは言え、すぐに結果を出せないことは、大きなハードルです。

もし、当面の園児数が足りていない状況なら、時間をかけている余裕はありません。

すぐにできて、即効性のある施策によって、今年度の園児を集めなければなりません。

しかし、その施策がうまくいけば早晩、他に真似されてしまって効力を失うことはわかっています。

ですから、それと並行して、「本物の独自性」を今からつくりはじめます。

時間の経過とともに、これが機能し始めれば、即効性のある施策を次々に打ち続ける必要はなくなり、他園が真似できないメカニズムで、園児が安定して毎年集まるようになります。

こうしたグランドストーリーを「戦略」といいます。

そして、一つ一つの打ち手や施策を「戦術」といいます。

「本物の独自性をつくる」というのは、戦略の根幹となる打ち手です。

「保育の後に習いごとを導入する」のは、戦術の一つです。

両者は、レイヤーがまったく違います。

ちなみに、「習いごとを導入する」ことを、戦略に引き上げることもできます。

その習いごとに、「時間の積み重ね」の概念を盛り込めばよいのです。

いま、保育園経営に必要なのは、ビジネス思考です

これまでのことは、日本が人口減少フェーズに突入した2010年ごろから、わかっていたことです。

待機児童が問題になり、政府が保育園を増やす方針を打ち出した当時でさえも、保育園余りになる未来は揺らぎませんでした。

わたしに先見の明があるわけではありません。政府をはじめ、ほかの関係者たちが、現実を見ようとしてこなかっただけです。

わたしは、ただ現実を客観的に観ていたに過ぎません。

わたしは、それを声高に叫んだりはしませんでした。

保育園経営については、わたしが口出しする領域ではないと、どこか一線をひいてきました。

一般のビジネスとは、仕組みもキャッシュポイントも違いますし、社会における役割も違うと考えていたからです。

その後、「保育園余り」は現実となり、「園児募集に困っている」という受講生たちの声を多く聞くようになりました。

講座終了後に、その人たちに、経営者としての意見やアドバイスをすることも多くなりました。

そして、ここでのアドバイスを実践した方から、園児募集や園の運営が良化した報告をもらうようになりました。

そうするうちに、わたしの考えは少しずつ変わり、ある結論にたどり着きました。

「いま、保育園経営に必要なのは、ビジネスの基本と応用なのだ」

わたしが、2001年に株式会社ハッピーチャイルドを立ち上げて、その後2007年に、一般社団法人日本アタッチメント育児協会を設立して、これまで経営を続け、2つの法人を存続させてきたビジネスの経験やノウハウは、みなさんの保育園経営に活用すると、大きなアドバンテージになるようなのです。

それは、保育園経営が、一般のビジネスと違うからでしょう。

保育園経営であたりまえのことが、ビジネスの世界では違う。

逆もまたしかり。

こうした「非対称性」は、気づいた人にとってのみ“芳醇な果実” となることはよくあります。

みなさんから、引き出して、整理して、構築するお手伝いをする会

わたしの本分は、子育て・保育・教育におけるコンテンツの提供です。

そこに経営やマーケティング、マネジメントといったこれまでの私の経験とノウハウをプラスすると、“芳醇な果実”が生まれます。

これによって、保育園経営そのものを、別次元へとバージョンアップできると、わたしは考えています。

わたしがその力を持っているわけではありません。

その方法論を知っているわけでもありません。

そんな都合のよいものは、この世に存在しません。

当たり前のことです。

みなさんそれぞれ、違う人が、違う園を経営し、その在り方は100人100色なのですから。

わたしは、みなさんから、その要素を引き出して、整理して、構築するお手伝いをするに過ぎません。

皆さんとの対話をとおして、それぞれの一手を見つけて、それを実践して、効果を検証して、チューニングして、また実践する。

これを、みなさんの横で伴走しながら進めます。“芳醇な果実”は、その先にきっと生まれます。

ダイナミクスの効力が、「新しい時代から必要とされる存在」へ導いてくれる

この会では、保育園・子ども園・幼稚園をはじめ、法人経営の学童や幼児教室、親子教室、託児所などの経営者や管理職の方を対象に、「経営・運営面」と「保育コンテンツ・サービス面」の両輪からアプローチして、自園(自社)を「新しい時代から必要とされる存在」へと進化させることを目的としています。

これを個別に取り組むのではなく、わたしと10人前後のグループで取り組みます。

“子育て・保育・教育”という業界は同じでも、地域も業態もビジネスモデルも違う、法人の形態も違う団体の経営者たちが、他のメンバーとともに、自らの課題に取り組みます。

それによって、ある人の相談が、他の人の参考になったり、刺激になったり、ときには解決策になったりします。

このように人が集い、対話することで、化学反応が起き、予期せぬ展開や学びが起こる集団力学を「グループダイナミクス」と言います。

このグループダイナミクスの効力は、とても大きいです。

これからの時代に私たちが直面するのは、“正解のない問題”ばかりです。

かつて武器としていた過去の成功体験も、前例踏襲も、ケーススタディも機能しません。

そんな時代に対応できるのが「ダイナミクスの効力」です。

「保育園経営を考える会」スタートアップメンバーの募集です

ここでは、目標を達成するまで継続的にやり続けます。

そうでなければ意味がありません。

参加者本人の“GRIT(やり抜くチカラ)”を発揮する場です。

これをやり抜いて「本物の独自性」を作ることが出来れば、経営は圧倒的に有利になります。

表面的には、同じことをしているようで、他の園(他社)とはまったく違うメカニズムで事業を回せるようになります。

そんな会のスタートアップメンバーの募集です。

私が定期的・継続的に関われる時間を考慮すると、どうがんばっても1グループしか作れません。

定員(12名予定)が埋まってしまったあとは、誰かがやめた席を待っていただく形になります。

しかし、メンバー入れ替わりのスパンは長期になるでしょう。

ですから特に、経営の見直しを行う緊急度の高い方と、すぐに始める意欲の高い方は、ぜひこのタイミングで参加してください。

いまのような時代の転換期には、早ければ、早いほど有利にコトを運べます。その先行メリットを享受しながら進めましょう。

こんなカタチで始めようと思います。わたしと最前線でいっしょに歩むメンバーの募集です。ここから、アタッチメント革命を始めましょう!

一般社団法人日本アタッチメント育児協会
理事長廣島大三

概要

会費: ¥55,000(税込)/ 月
▽    グループコンサルテーション
頻度 毎月1回
時間 10:00~17:00
  • ※ この研究会は、出入り自由としますので、お仕事の状況に合わせてご参加ください。
  • ※ 出席できない回も、事前に質問をおくっていただければ、当日会場で話し合います。
    これを後日、動画でご視聴いただくことができます。
参加方法 ハイブリッド(その都度選べます)
  • アタッチメントアカデミア(東京)での対面
  • オンライン(※録画動画を後日視聴できます)
▽    毎月のグループコンサルの個別フォローアップ
(グループコンサルで示された施設や打ち手を実践するためのフォローアップ)
電話 もしくは メール
▽    グループコミュニティ(SNS)
情報共有・事例共有・連絡事項
オフ会の連絡
▽    育児・保育・教育に関する勉強会&セミナー:招待
(一般の受講生は有料で参加します)
参加方法 ハイブリッド(その都度選べます)
  • アタッチメントアカデミア(東京)での対面
  • オンライン(※録画動画を後日視聴できます)
時期 4月・9月
▽    個別よろず相談
参加方法 ハイブリッド(その都度選べます)
  • アタッチメントアカデミア(東京)での対面
  • オンライン(※録画動画を後日視聴できます)
時間 90分
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