アタッチメント教育研究会

育児セラピストのための定期勉強会、ついに始動します
「定期的に集まれる場がほしい!」という受講生からの声から始まった
この構想は、2018年末におこなわれた全国大会の「お悩みスーパーバイズ」のなかで持ち上がったものです。
そのきっかけは、「定期的に集まって、勉強したり、知識をアップデートしたり、相談したりできる場がほしい!」という声でした。
子育て支援をしている人や、仕事で親子と接する人にとって、このような場が有意義であることは間違いありません。

「ぜひ、やりましょう!」とすぐにでも言いたい気持ちの一方で、もう一人のワタシは「どうやって?」と問います。
年に一回の全国大会でさえ、全国から一堂に会するのは容易なことではありません。
そんな自己問答の末に、「すぐにカタチにすることはできませんが、いずれやりましょう!」というなんとも煮え切らない言葉とともに、この構想はスタートしました。
その後、実際にカタチにするために、いろいろ考えを巡らせました。
まずは、誰もが来やすい東京から始めようか?会場はどうする?何人くらい集まるだろうか?・・・具体的に考えるほどに、着地点がみえなくなり、時間だけが過ぎてゆきました。
対面とオンラインをつなぐハイブリッドという参加のカタチ
そうこうしている間に2020年に入ると、コロナ禍で世の中の常識は一変します。
ところが、悪いことばかりではありませんでした。
コロナのおかげで、「オンライン」という新たな受講スタイルが、確立されたのです。
さらに翌2021年には、東京の学びの拠点「アタッチメントアカデミア」がスタートしました。

そして、2022年末の全国大会をむかえます。
コロナ禍も収束の兆しを見せ、アタッチメントアカデミアでの対面とオンラインを双方に結ぶ「ハイブリッド」のカタチが、このとき確立しました。
「ハイブリッド」なら、オンラインで全国のどこからでも参加してもらえるし、対面会場の臨場感を味わうこともできる。
「勉強会」のカタチが、ようやく見えてきました。
「アタッチメント」を主軸に、これからの育児・保育・教育そして子育て支援を考えるグループを作る。
ダイナミクス:集うこと、対話することから生まれる学びと価値
コンセプトは「“集う”ことで起きるグループダイナミクス」。
勉強会と呼んでいますが、実際には、集まって勉強するというよりも、「人が集うことで学びや刺激が生まれ、それに反応するように価値が生まれる」ことを目論んでいます。
具体的には、悩みや、気になっていること、課題、展望、挑戦などを各々が持ち寄ります。

それを私がファシリテーターとしてお聞きして、他のメンバーとともに対話を進めることによって、問題に取り組んだり、その過程で起こるトライ&エラーや方向修正に対応したりします。
ここでは、ある人の相談が、他の人の参考になったり、刺激になったり、ときには解決策になったりもするでしょう。
このように人が集い、対話することで、化学反応が起き、予期せぬ展開や学びが起こる集団力学を「グループダイナミクス」と言います。
この手法は、教育現場でも応用されています。
相談内容は、なんでもありです。
経営者や管理職の方なら、人材教育のことや、経営のこと、マネジメントやマーケティングのことかもしれません。
個人教室をやっている方なら、集客のことや、安定的な運営、親御さんを満足させる方法やスキルアップのことかもしれません。
保育士として、看護師として、仕事人としての悩みや問題、今後のキャリアプランの話かもしれません。子育てや保育、教育の現場の悩みや問題解決かもしれません。
生涯発達:定期的に、継続して行う。その繰り返しが成長を生む
ところで、この勉強会は、単発ではなく、継続的に行うことに意義があります。
ひとつの問題に道筋がついて実行する。すると、次の課題が見えてくる。
それに取り組み始めると、また次・・・というようにものごとは進み、人は成長してゆきます。
心理学は、これを生涯発達と呼んでいます。

長期にわたって、これを行うことで、いま私たちがいる立ち位置の一つ上のレイヤーに立つことができます。
そうして、育児の、保育の、教育の、子育て支援の、一歩先の世界が見えてきます。
ひとつのグループは、人数が多すぎるとグループダイナミクスが機能しませんので、最大で一般の養成講座の定員と同じ12名を想定しています。
参加最少人数は設けません。
たとえ私とマンツーマンの回があっても、グループダイナミクスは、ちゃんと機能するからです。
密に、深く関わることと、わたし自身に許された時間との兼ね合いから、各グループ1つのみの募集となります。
参加方法は「ハイブリッド」です。その回ごとに東京の対面会場かオンラインかを選べます。
また、勉強会の録画を、あとから動画で観ることができるようにします。
参加費は、16,500円(税込)/回です。
実際の学びの量と質から考えたら、コストパフォーマンスは、とてつもなく良いと思います。
ご興味のある方は、ご自身の心地よい頻度で、参加を検討してみてください。
アタッチメントを軸に、育児・保育・教育・子育て支援を試行錯誤する会
この勉強会は、基本的に、廣島がファシリテーションして進めますが、回によって講師にゲスト出演してもらったりもします。
なにせ、うちの講師陣は、乳児院の施設長や保育園の園長、保育や看護の大学講師、幼児教室の運営者など、話を聴いてみたい人材の宝庫ですから。
講座では、じっくり聞けないようなことを聞いてもらえる機会にしようと思っています。

あるいは、大学認定養成校の教授のなかにも、おもしろい先生がたくさんいます。
そうした方々とメンバーをつないでいこうとも考えています。
時代と世情が激変する“いま”だからこそ、いろんな分野や立場の人が、アタッチメントという一つの主軸のもとに、互いに集い、つながり合うことが、次の時代を作ります。
最後に、この勉強会のどう呼ぶか?表題の「育児セラピスト勉強会」でも良いと思います。
しかし、「次世代をつくる」というコンセプトですから、そのニュアンスを込めたい。
いろいろ考えて決めました。
『アタッチメント教育研究会』
育児・保育・教育・子育て支援のすべての要素を、この「教育」という言葉に託しました。
「アタッチメント」をその進むべき指針として試行錯誤する「研究会」です。
こんなカタチで始めようと思います。わたしと最前線でいっしょに歩むメンバーの募集です。ここから、アタッチメント革命を始めましょう!
一般社団法人日本アタッチメント育児協会
理事長
概要
各グループ定員 | 12名 |
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頻度 | 毎月(年12回) |
時間 |
13:00~16:00 (回によって延長する場合がございます)
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参加方法 | ハイブリッド(その都度選べます)
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参加費 | 1回あたり¥16,500(税込) |